グリモワールの受賞関係

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ドイツにてシュミットシュピーレ様より発売されました、
『グリモワール』ですが(ルールなどが調整されています詳しくは→過去の記事を)、

・エッセン金の羽根賞2012
・グラフ・ルード賞2012


を受賞いたしました。
「エッセン金の羽根賞2012」はルールブックの賞で、
「グラフ・ルード賞2012」はコンポーネントの見栄えの賞です。
詳しくはボードゲーム情報サイトTGIWさんをご覧下さい。
ドイツゲーム賞2012に『村の人生』
グラフ・ルード賞2012に『グリモワール』

先日行なわれたエッセン・シュピールにてその表彰があったそうです。
そして、めぐりめぐって、私の元に受賞のトロフィーがやってきました!
自分の名前が刻まれたプレートを見て、受賞の事実をやっと実感できましたね(笑)

国内版はいまのところ絶版になってしまってはいますが、
こうやって海外版が展開できることは大変嬉しく思います。
版権交渉を含め、展開に際し助力していただいたヤポンブランドの方々、
発売を決めてくれたシュミットの皆様、
そして、より面白くなるようにバランス調整などを綿密に行ない
しっかりとしたものに仕上げてくれたトールステン・ギムラー氏、
たくさんの人に感謝してもしきれないほどの気持ちがあります。
そういった気持ちを次の作品への糧として、
今後もこういった機会を得られるよう精進していきます。


【宣伝】
『グリモワール』ドイツ語版の『Grimoria』ですが、
今度のゲームマーケット2012秋のワンドローブース(4F629)にて、
数点ではありますが販売いたします(メビウスゲームズさん訳付き)。
価格は2800円です。この機会に是非!
あ、ちなみにこの金の羽賞のトロフィーも展示予定です。
ご興味がある方はぜひ足をお運びください。


執筆者:木皿儀

ドイツ語版『グリモワール』について

ゲームマーケット当日に何件か(意外と多く)
『グリモワール』のドイツ語版『Grimoria』の販売について質問をいただきました。
輸入販売を行なっているメビウスゲームズさんに問い合わせしたところ、
近々、メビウスさん経由で国内一般販売する予定とのことです。
ご興味のある方はもう少々お待ちください。

ここでいくつか日本語版とドイツ語版の違いに触れたいと思います。

●イラスト・設定について
イラストが一新され、それに伴い設定も変更されています。海外向けてにテーマをアレンジされているんですね。姫や黒魔術師などの新しい職業が追加され、見た目だけではなくその効果内容などが新規のものとなって収録されています。
また、仲間の他に集めていたのが財宝ですが、これは場所(建物)というものに変更されています。そしてアイテムだったものが財宝に。見た目だけではなく、勝利点のバランスなども調整がされています。仲間は奪われる危険性があるため場所に比べレートが1段階アップしています。

●初期値・終了条件について
最初に1ターラー(日本語版でのVP)を持っています。これにより、初期のページの選択肢が広がっています。
また、終了条件に関して、日本語版では規定以上のカードを集めたプレイヤーが出たラウンドで終了としていましたが、ドイツ語版では最初から終了するラウンドが設定されています。終了が見えている中で、どのように立ち回るかを考えるというゲームバランスになっています。

●処理がよりシンプルに
魔法の効果も順序が逆処理になるようなものは省かれています。加えて、同じページの魔法を選んだ時は同じページを選んだ中で前回の順番を参照するようになっています(日本語版では逆順処理でした)。
このように、ドイツ語版ではよりファミリーで楽しめるようにシンプルデザインにシフトチェンジされています。見通しが良くなったことにより、順番を取るか効果を取るかの純粋なジレンマを楽しめるはずです。

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総括:特殊な効果がさらに増え(財宝で対応する効果があったり)、効果の組み合わせが楽しくなった反面、ルールを整備されているので遊びやすさはアップしています。また、ページの効果がイラストつきで判別しやすく、ボードも(日本語版ではシートでした)横長でカードを配置しやすく、そして状況の把握がしやすい工夫がされています。
ファミリー向けにするといっても、ゲームの難易度やジレンマを落とすことなく、遊びやすさを徹底的にクオリティアップされているということで、本当にオススメの一品になっています。

まだいつ頃、国内流通するかは未定ですが、
ぜひ国内流通した場合はチェックしてみてください!


執筆者:木皿儀

『Grimoire グリモワール』Z-Man版

弊社の商品『グリモワール』が、Z-Man Games様より出版されました!
色々と調整を加え、大幅にパワーアップしています。

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まずはパッケージです。
謎の文字が浮かび、妖しい雰囲気でいっぱい……
側面を見ると、この箱自体が一冊の魔導書のようにデザインされていることが分かります。

A5判より一回り大きいサイズです。

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オリジナル版からの大きな変更点として、
4人までだったプレイ人数が5人までOKになりました。
新キャラは白いブックを操る、光の魔導師。

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プロモーションカードだった《海賊》、
「萬印堂の宝箱」に入っていた《学者》《大道芸人》《不思議な時計》も
既に入っていて、とってもお得。

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しっかりとした4つ折のボード。カードの裏面もフルカラーで豪華に。

……などなど、いいこと尽くし!
残念ながら現在、国内流通は未定なんですよね……(泣)


執筆者:笠輪

『萬印堂の宝箱』のワンドロー②

『萬印堂の宝箱』
セット内容:カード・スタンド(試作品評価版)/紋花紋(体験版ゲーム)/アグリコラ用資源拡張ダイス(ゲームに役立つアイテム)/テラフォーマー拡張ぱにくるな(人気ゲームの拡張キット)/人気ゲームの追加カード/ウボンゴ拡張問題抜粋(人気ゲームの追加問題)/ヒットマンガ・ミニ(人気ゲームの萬印堂バージョン)/ゲームリンク付録カードゲーム用収納ケース/人気ゲームの特別プレイボード(A3サイズ4つ折り)/ホワイト化粧箱レギュラーサイズ/その他
販売価格:2011円
※ゲームマーケット2011春では2000円での販売となります。
販売個数:ワンドローブースでは50個(他での販売もあり)

さて、収録されているワンドロー関係のご紹介。続いては『グリモワール』です。

グリモワール_学者s-

グリモワール_大道芸人s-

グリモワール_不思議な時計s-

学者(仲間カード)
【このカードを得る時】
場から1VPチップを得る。"

大道芸人(仲間カード)
【クエストフェイズ中】
場のクエストカードを得る時、1枚ではなく2枚を得ることができる。2枚を得た場合、その後、このカードを場に戻す。

不思議な時計(アイテムカード)
【このカードを得る時】
自分の手元にウラ向きで置く。
【ブックフェイズ中】
全員がブックを公開した時、このカードをアイテム山札に戻しシャッフルすることで、そのブック公開をブックマーカーセットからやり直せる。

※遊ぶには『グリモワール』本体が必要です。

■デザイナーズノート(木皿儀隼一)
『グリモワール』は1年前のゲームマーケットで発売した作品です。《学者》はちょっと物足りないかもしれませんが、シンプルな効果。《大道芸人》は一気に欲しいものを連続奪取できるので、勝負どころを自分で作り出しやすい仲間です。《不思議な時計》はブック公開をやり直せます。失敗した用の保険カードですね。
さて、実はこれら、アメリカのZ-Man Gamesから発売される英語版に収録されている(はず)3種の追加カードです。その日本語版となります。加えて英語版には、5人用の白ブック、5人用にともないカード総枚数の増加、プレイシートではなくプレイボードということで、けっこうパワーアップしています。いや、しているはず……というのも、まだ発売していないので、最終的にどうなるのか内心はドキドキしております。
この3種のなかでしたら、個人的に《大道芸人》が好きです。ゲームの流れに対してアクセントを加えるので、あるとないとではプレイ感覚がだいぶ変わってきます。なので、最初は1枚だけ入れて遊ぶのがお勧めです。

販売店舗紹介

「ゲームストア・バネスト」様
http://banesto.shop6.makeshop.jp/

「すごろくや」様
https://sugorokuya.jp/gamelist.cgi?o=new

「internet - OnlineGameMarket」様
http://www.boardwalk.co.jp/iogm/

上記3店舗にて、新作「グリモワール」の取り扱いが開始されています。
興味ある方は是非よろしくお願いします。


執筆者:木皿儀
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