7つの島の変更点情報②
ただいまAmazonさんで予約受付中の
『7つの島』第2版には、初版(第1版)に比べていくつかカードの変更点があります。
前回に引き続き新カードを紹介させていただきます。
※まだ発売前のため、予告なく内容が変更される場合があります。
※修正のあった第1版、第2版のカードは、印刷データとしてダウンロードできるようにする予定です。
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《操舵手》:第1版のみ収録

《操舵手兼バーテンダー》:第2版のみ収録

《操舵手》は、1枚で3ドローできる超効率的な手札補充効果を持っていました。その分、食料を2つ必要とするので連続使用が難しかったはずです。ただ、準備が整ってしまえば脅威の効果ということに違いはなく、使いこなしたプレイヤーの独壇場になり得るカードでした。
《狙撃手兼バーテンダー》はそういった効果に多少ブレーキをかけ、別軸による【対応】の効果を持たせた内容になっています。食料2の消費で2ドローできるのは、《航海士》と比べるとやや重いですが、その分、自身がコイン1を持っているので安定した動きが可能です。
注目は前述しました【対応】の効果です。こちらは「誰かが《肉》を購入するとき、このカードを公開できる。公開した場合、勝利点1とコイン1を得る」という内容になっています。第1版では【攻撃】にのみ【対応】のカードを公開する機会がありましたが、このカードの登場でそのルールが覆ります。“誰か”とありますので、公開するのは自分のターンでも相手のターンでもどちらでも可能性はあります。たいていは他のプレイヤーが《肉》を獲得した時に【対応】してオコボレをもらうわけですが、自分が《肉》を購入して【対応】することも可能で、(その場合は2ドローの効果は仕えませんが)、どう使うかが悩ましい存在になっています。その分、楽しい1枚でしょう。
※購入した時に公開できるので、カードを獲得した時(購入せず効果でそのまま捨て札に置くこと)には【対応】できないのでそこは注意して欲しいです。
昼は海の荒波にもまれる海の男であり、夜は昼の疲れを癒す1杯を出してくれるマスター(きっと舵取りは弟子やっているはず)。なかなかダンディなオジサマです!
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《探検家》:第1版のみ収録

《クラーケン》:第2版のみ収録

《探検家》は破格のコスト10! というとても高価なカードでした。一気にコマを3個配置可能という、そのコストに見合うだけのイカした内容だったわけですが、やはりコストのせいで活躍の場が少ない印象でした。
《クラーケン》は《探検家》の修正版です。コストを10から8に下げて入手しやすくし、強力なコマ配置は健在。加えて、他のプレイヤーの手札を【攻撃】が可能なのです。まさに傍若無人!! ネックは食料3を必要とするところです。このあたりは、コストと性能を鑑みて調整をしました。入手はしやすく、使うためには工夫が必要な感じです。ただ、このカードの強さは島にも依存します。他のプレイヤーの動向を見つつ、自分がより多くのコマを配置したほうが強い島であれば、積極的に獲得を目指してください。それに加え、食料のことを考えると、必然的に《肉》や《料理人》の存在が重要になってきます。事前にある程度の計画性を要するカードといえるでしょう。
新属性の〔怪物〕というところにも注目です。いや、あまりメリットはありませんが。
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《猫船長(あだ名)》:第2版のみ収録

完全新規デザインのカードです。このカードは選択式の効果になり、多彩な攻撃を可能とします。
選択式で“コイン”か“食料”を奪うことができます。誰でも持っているだろう食料を狙えるのはわかりやすく使いやすいです。また、プレイ人数が多ければ多いほどその威力は増すでしょう。第2版になってから、コインは増えやすくなりました。タイミングが合えば、そのコインを狙えるのも嬉しいです。初版にあった《海賊7つ道具》が食料1を必要となり、その分使いやすくなったと考えてもらえればわかりやすいでしょう。そして、かわいい!
ここで少し裏話。
当初のデザインでは、このカードは《猫とインコ》というカードでした。この世界の海賊は、この2種の動物を飼っていることが通例で、猫は「船倉のネズミ対策」として、インコ「陸地との交信役」として活躍してくれるのです。そういった、舞台背景を元にふたつの効果を発揮させるカードとして用意したんですけど……いろいろあって、残念ながら猫ちゃん1匹になってしまいました。いろいろというか、イラスト的に猫とインコの同居がやや難しいという理由なんですけどね。まだ少し心残りです。
ちなみに、被っている帽子にはジョリー・ロジャーがあしらわれていますが、なんとなくワンドロー社のロゴをイメージしています。なんとなくですが(笑)
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執筆者:木皿儀
『7つの島』第2版には、初版(第1版)に比べていくつかカードの変更点があります。
前回に引き続き新カードを紹介させていただきます。
※まだ発売前のため、予告なく内容が変更される場合があります。
※修正のあった第1版、第2版のカードは、印刷データとしてダウンロードできるようにする予定です。
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《操舵手》:第1版のみ収録

《操舵手兼バーテンダー》:第2版のみ収録

《操舵手》は、1枚で3ドローできる超効率的な手札補充効果を持っていました。その分、食料を2つ必要とするので連続使用が難しかったはずです。ただ、準備が整ってしまえば脅威の効果ということに違いはなく、使いこなしたプレイヤーの独壇場になり得るカードでした。
《狙撃手兼バーテンダー》はそういった効果に多少ブレーキをかけ、別軸による【対応】の効果を持たせた内容になっています。食料2の消費で2ドローできるのは、《航海士》と比べるとやや重いですが、その分、自身がコイン1を持っているので安定した動きが可能です。
注目は前述しました【対応】の効果です。こちらは「誰かが《肉》を購入するとき、このカードを公開できる。公開した場合、勝利点1とコイン1を得る」という内容になっています。第1版では【攻撃】にのみ【対応】のカードを公開する機会がありましたが、このカードの登場でそのルールが覆ります。“誰か”とありますので、公開するのは自分のターンでも相手のターンでもどちらでも可能性はあります。たいていは他のプレイヤーが《肉》を獲得した時に【対応】してオコボレをもらうわけですが、自分が《肉》を購入して【対応】することも可能で、(その場合は2ドローの効果は仕えませんが)、どう使うかが悩ましい存在になっています。その分、楽しい1枚でしょう。
※購入した時に公開できるので、カードを獲得した時(購入せず効果でそのまま捨て札に置くこと)には【対応】できないのでそこは注意して欲しいです。
昼は海の荒波にもまれる海の男であり、夜は昼の疲れを癒す1杯を出してくれるマスター(きっと舵取りは弟子やっているはず)。なかなかダンディなオジサマです!
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《探検家》:第1版のみ収録

《クラーケン》:第2版のみ収録

《探検家》は破格のコスト10! というとても高価なカードでした。一気にコマを3個配置可能という、そのコストに見合うだけのイカした内容だったわけですが、やはりコストのせいで活躍の場が少ない印象でした。
《クラーケン》は《探検家》の修正版です。コストを10から8に下げて入手しやすくし、強力なコマ配置は健在。加えて、他のプレイヤーの手札を【攻撃】が可能なのです。まさに傍若無人!! ネックは食料3を必要とするところです。このあたりは、コストと性能を鑑みて調整をしました。入手はしやすく、使うためには工夫が必要な感じです。ただ、このカードの強さは島にも依存します。他のプレイヤーの動向を見つつ、自分がより多くのコマを配置したほうが強い島であれば、積極的に獲得を目指してください。それに加え、食料のことを考えると、必然的に《肉》や《料理人》の存在が重要になってきます。事前にある程度の計画性を要するカードといえるでしょう。
新属性の〔怪物〕というところにも注目です。いや、あまりメリットはありませんが。
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《猫船長(あだ名)》:第2版のみ収録

完全新規デザインのカードです。このカードは選択式の効果になり、多彩な攻撃を可能とします。
選択式で“コイン”か“食料”を奪うことができます。誰でも持っているだろう食料を狙えるのはわかりやすく使いやすいです。また、プレイ人数が多ければ多いほどその威力は増すでしょう。第2版になってから、コインは増えやすくなりました。タイミングが合えば、そのコインを狙えるのも嬉しいです。初版にあった《海賊7つ道具》が食料1を必要となり、その分使いやすくなったと考えてもらえればわかりやすいでしょう。そして、かわいい!
ここで少し裏話。
当初のデザインでは、このカードは《猫とインコ》というカードでした。この世界の海賊は、この2種の動物を飼っていることが通例で、猫は「船倉のネズミ対策」として、インコ「陸地との交信役」として活躍してくれるのです。そういった、舞台背景を元にふたつの効果を発揮させるカードとして用意したんですけど……いろいろあって、残念ながら猫ちゃん1匹になってしまいました。いろいろというか、イラスト的に猫とインコの同居がやや難しいという理由なんですけどね。まだ少し心残りです。
ちなみに、被っている帽子にはジョリー・ロジャーがあしらわれていますが、なんとなくワンドロー社のロゴをイメージしています。なんとなくですが(笑)
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執筆者:木皿儀